« 2006年11月 | メイン | 2007年01月 »

2006年12月31日

「2006年最後の朝」

今年、最後の朝ブログである。
ということは2006年最後の朝である。
だからと言って、何も変わらない普段通りの生活。
インターネットラジオを流し、お香を炊き、丁寧にコーヒーを入れる。
そしてイシコの交遊録とこの朝ブログを書く。
少しだけ違うのは年末の大掃除が終わり、いつもより部屋がきれいなことくらいである。
しかし、このきれいという空間の中で、このブログが書ける気持ちよさと言ったらない。
毎日、これくらいきれいにしておけば、毎日、快適な気持ちでパソコンに迎えるのに何故しないのか自分自身を責め立てたくなる。
自分では整理しているつもりなのに、いつのまにか書類や資料の本にうずもれているのだ。
何度も言う通り、その都度、整理しているつもりなのに、誰かが置きに来ているのではないかと思ってしまう程である。
固定カメラでずっと撮っておき、早回しをして、書類が溜まっていく様子を目に焼き付けておけば、自覚できるのであろうか。
ということで朝ブログでは、今年のことを振り返ることもなく、淡々と終えるわけでして…。
今年の振り返りは今日の交遊録でしているので、気になる方は、そちらをご覧くださいませ。
「朝」をテーマにしたブログを書かせていただき、また、読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
よいお年を、またよい朝をお迎えくださいませ。

SANY4668.JPG

いつもは朝焼けが多いですが、今年最後ということで、ちぃとエンジェルの羽根のような雲の夕焼けでしめまする。
来年も、気持ち軽く穏やかに、ゆるゆると飛べることを祈りつつ。

2006年12月30日

「イチローが二人?」

朝、起きたら夢日記なるものをつけることにした。
僕は人よりも長時間、眠る。
そのため眠りが浅いのか、夢をよく見る。
現実に近い夢もあれば、現実離れした夢も見る。
しかし、やはりどこか変なのである。
昨日などは、マリナーズのイチロー選手と普通に飲んでいる夢を観た。
しかも野球の話ではなく、ホワイトマンの話をしながらなのだ。
夢なので、細かいことまでは思い出せないのだが、僕が真ん中に居て、3人で飲んでいて、「白く塗ることで人は変われるか」的な話をしていたような気がする。
その3人のメンバーの並びなのだが、イチロー選手、イシコ、イチロー選手なのである。
あれ?イチロー二人?
一人はカジュアルな格好をしたイチロー選手、もう一人はスーツを着たイチロー選手である。
その映像がメチャクチャ印象に残っていて、起きたときには肝心の
「白く塗ることで人は変われるか?」
で夢の中でイチロー選手が話してくれたことを覚えていない。
夢日記には
「二人のイチロー選手と飲む」
とへたくそな筆文字と筆イラストを書き留めるのであった。

yume.gif

ラオスの僧侶のように、同じ服のイチロー選手がいっぱい居ても怖いけど…。

2006年12月29日

「あなたの鼻歌で出る言葉は?」

朝、天気がいいと、洗濯やメールチェックをしながら、鼻歌を歌っていることがある。
昨日、墓参りに向かう途中、あまりのドライブ日和に午後までも鼻歌が出てしまった。
それを聞いたヴォイストレーナーの石崎氏が笑い始めた。
「い」で鼻歌を歌う人は居ないということだった。
確かに僕は、鼻歌を「い」で歌っている。
もう一度、歌ってみる。
「い〜い、いぃいいいい〜、いい〜、いいいいい〜」
僕にとっては普通なのだが…。
普通、鼻歌というのは、「あ」とか「ん」で歌うのだそうだ。
更に石崎氏は深刻な顔をし始めた。
「「い」で歌うってなかなかないよ。斬新だなぁ。歌のフェイク(歌の歌詞と歌詞との間に叫ぶように歌うようなもの。ドリカムの吉田美和さんなんかがよくやられるようなもの)でも、「あ」とか「う」、「お」とかはあるけどなぁ」
褒められているのかけなされているのかわからないのであった。
というわけで今日も天気がいいので、朝から「い」で鼻歌を歌いながら、このブログを書いているわけである。

oumu.gif

確かにハワイ島のヒルトンホテルのロビーにいるオウムの鼻歌も「イ」じゃなかったなぁ。

2006年12月28日

「型板ガラスに映る朝陽」

先月のトークショーの際、行動科学研究所の鈴木所長から、朝、起きたら、太陽を浴びると脳にスイッチが入ると教わった。
それ以来、太陽が出ていると、コーヒーや紅茶もしくは起き抜けのビールを飲みながら、太陽を浴びつつ、まわりの風景をボーッと眺めていることがある。
今日もコーヒーを入れながら、眺めようとロフトの窓を開けようとしたとき、ガラスに映った太陽が、あまりに美しかったので、しばしそのままガラスを眺めていた。
型板ガラスと呼ばれるガラス面が刻んだ型模様なので、ガラス越しの風景は見えないが、透明ガラスと同じくらい採光できる。
周りの風景が見えず、明かりだけがぼんやり見えるガラスは、何だか銀河系を想像させてくれる。
あまりにきれいなので、ずっと眺めていたら、どんどん目がおかしくなってきた。
ふと部屋に目を戻すと瞳孔がおかしくなっていて、ぼんやり暗い感じになっている。
「あなたも相変わらず馬鹿だねぇ。太陽を浴びなさいとは言ったけど、眺めなさいとは言ってないでしょ!」
どこかで鈴木所長の声が聞こえてきそうだった。

IMG_6458.JPG

これくらいの朝陽だったら直接見てても大丈夫なんだろうけどね。
ちなみにバリ島はヌサドゥアの朝陽。

2006年12月27日

「香りの映像化」

朝、「SAND」というモクレンのお香を炊きながら、香りを楽しむ。
そしてその香りを楽しみながら、昨日、試写で観た映画「パフューム」を思い出す。
「残したい」という執念に燃えた殺人鬼の映画であった。
その殺人鬼が残したかった物は「香り」である。
天才的な嗅覚を持った香水調合師は命あるものの匂いを取り出す技術を取得し、殺人を繰り返す恐ろしい映画であった。

この映画の原作は全世界で1500万部以上の売上げたドイツの小説。
スピルバーグやマーティンスコセッシなどが映画権を取り合ったが、結局は、「ラン・ローラ・ラン」で知られるティクヴァ監督がメガホンを取った。
小説が出てから20年以上、映画に出来なかったのは、「香り」を映像で残すということだったに違いない。

IMG_4604.JPG

香りということで、こんな花を。
そういえば、映画「ラン・ローラ・ラン」の主人公の女の子は、このバラのように真っ赤な髪の毛だったなぁ。

2006年12月26日

「至福の朝エステ」

先日、山口県は徳山市の屋台で飲んでいたら、最後の晩餐と死ぬ直前にしたい事について話をしているサラリーマンとOLのグループがいた。
その話を聞きながら、僕だったら、ボディケアで身体を気持ちよくしてもらってから次の世界に行きたいなぁと心の中でつぶやいていた。
というわけで旅から戻った僕は、今日の午前中、新宿のスパゲストハウスにお邪魔する。
あのリチャードギアのCMでもお馴染みのエステである。
僕は海外に行くと可能な限り、体験することの一つにその土地のマッサージなりエステなり、とにかくボディケアを楽しむことにしている。
そのことに関しては、以前、別の場所で書いたのでここでは書かないが、ともかくこんなに素敵なスパが新宿の街中で味わえるとは思わなかった。
一つ一つの部屋にオーラソーマを元にした色使いが施され、壁紙もベルギー製、リラックスルームはイギリス王室御用達のソファなど、部屋に関するこだわりを味わうだけでも楽しくなってくる。
部屋に入り、その日の気分で4種類のオイルから選ばせていただく。
そして国内では珍しい二人のセラピストによるシンクロナイズマッサージが始まる。
4本の手が、イシコの10日間の旅の疲れをオイルで癒してくださるわけである。
チープな表現だが、「まさに天国!」とはこの事である。
瞼には、エンジェルの映像が浮かんでいる。
ボディケアから顔のマッサージに入るとき、
「イシコさん、海外でもエステに行かれるとか…。made in japan のスパはいかがですか?」
と問いかけられ、思わず
「ヤバいです!」
そう答えるイシコである。
メチャクチャ気持ちいいを飛び越えて、ヤバいくらいに気持ちいいのである。
2006年も残り1週間、気持ちよく働くぞ〜と誓うイシコであった。
って、もう仕事納めしちゃったことを忘れていた。
そう思った瞬間、急に瞼の中のエンジェルが怒った映像に変わった。
でもすぐにまたセラピストの手で眠りに堕ち、映像も消えるのであった。
エンジェルごめんよ。
幸せ。幸せ。

hawaiweb.gif

目覚めた時の頭には、ハワイのヘリで観たこんな感じの映像が浮かんでたなぁ。

2006年12月25日

「ベーグル」

久々に東京の自宅でベーグルの朝食を取る。
などと書くとまるで、いつもベーグルを食べている、少なくともときどきはベーグルを食べている感じである。
しかし、ベーグルの朝食を取ることは、ほとんどない。
きっと旅中に立ち寄った作家の新元氏とニューヨークのベーグルの話をしていたせいかもしれない。
昨年まで新元氏はニューヨークに住んでいた。
来年からは京都造形大学にできる新しい学部で教鞭を取る事になり、20年以上、住んでいたニューヨークから住居を京都に移したのだ。
ニューヨークから日本に住み始めて朝食が変わったかどうかを聞いたみたところ、あまり変わらないが、日本に来てからは、ベーグルを食べる日がなくなったことくらいかなぁと寂しそうに言っていた。
日本ではニューヨークのような、もっちりしたベーグルが、なかなか手に入らないのだそうだ。
確かにニューヨークでは気軽に美味しいベーグルが食べられる。
しかもニューヨークのベーグル屋さんは楽しい。
ベーグルの種類を選び、挟むものも選んでいく。
まるで「サブウェイ」のサンドイッチのように自分だけのベーグルを作ってもらうのである。
あぁ、今年は行けなかったなぁ。ニューヨーク。
とつぶやきながら、チーズをつまみながら、ベーグルを食べるイシコであった。
あっ!写真撮るの忘れた!

IMG_4652.JPG

でもって今、デジカメのストックの中には、このパンの写真しかなかった。
しかも、これは今年のイシコのカンヌ映画祭ブログのときに使わなかった写真である。
パーティーで積んであったフランスパンである。
これもうまかったなぁ。

2006年12月24日

「エスカレーター 右に立つか左に立つか」

朝、エスカレーターの左側に乗ってボーッと立っていた。
ふと見上げると他の人達は右側に立っていた。
そうであった。
ここは大阪だった。
何故か東京とは逆である。
すぐに右側に移ると、まるで詰まっていた下水が流れ始めるように僕の後ろにいた人達が歩いて登り始めた。
このエスカレーターの乗り方なのだが、どこで左から右に変わるのだろう。
少なくとも名古屋までは左である。
あれ?京都はどっちだっけなぁ?
京都も左だったような…。
そして大阪は右である。
あれ?神戸はどっちだ?
九州まで行けば、間違いなく左なのだが…。
今度、18切符で旅するときは、エスカレーターを探る旅とでもしようかなぁ。
そろそろ今回の18切符旅も終わりそうではある。

IMG_4861.JPG

パリのエスカレーターどっちだっけなぁ?
これじゃわかんないですね?

2006年12月23日

「僕のマラソンデビュー」

僕にとって、マラソンという言葉は朝のイメージが強い。
少なくとも「朝」と言われて連想するものの中のベスト10には入ってくるに違いない。
と言いつつも、最近、僕がマラソンをしていないのは、脇腹についた贅肉が物語っている。
何故、そんな話をするのか。
昨日、岡山駅でバッタリ、森ビル企画室の孫氏に会ったのである。
実は彼女のおかげで僕は、2年前マラソンデビューをすることができた。
彼女のおじいさまには孫基禎という方がいらっしゃり、ヒトラー時代のベルリンオリンピックのマラソンに出走し、見事、アジア初の金メダルをもたらした韓国の英雄なのである。
その英雄を偲ぶ記念マラソンがソウルで開催されるのでお誘いいただき、ホワイトマン3人で走りに行ったのであった。
軽い気持ちで行ったはずだったが、予想以上の大歓迎を受け、向こうでいうNHKのニュースには出るは、新聞には出るはで顔を白くする道具を持っていかなかったことが悔やまれた旅であった。
いや、悔やんではいない。
きっと白く塗ったら、テレビも新聞も出せなかったに違いない。
どちらにせよ、それ以来、マラソンにすっかりハマってしまった僕は国立競技場にまでマラソンの練習に出掛けて行き、昨年は鎖骨骨折が完治していないのに山形のさくらんぼマラソンも走ってしまった。
そんな彼女と立ち話を少しして、お互い東京で会う約束をし、彼女は飛行機で東京に戻り、僕は鈍行列車で東京に戻りと何だか面白いなぁと言いつつ、
「またね〜」
と握手して別れるのであった。
こんな場所で彼女とバッタリ会うということは、そろそろ走りなさいとという神様からのメッセージなのかもしれない。

跳ね板メンバー

マラソンの日、あまりの報道陣にこんな感じで僕らは緊張していた。
もちろんホワイトマンの素顔ではありません。
韓国の跳ね板競技の選手達です。

2006年12月22日

「二日酔い」

ホテルの売買がニュースになっていた航空会社系ホテルにて二日酔いの朝を迎える。
部屋をグレードアップしてくれたことに感謝である。
大きなベッドでもだえ苦しみながら、今日の旅の行程を考える。
そのまままたうとうとし始める。

今日は一日中、眠っていたい。
いや。待てよ。
新幹線旅なら、いいが、今回のように青春18切符旅だとすると今日あたりから、東京に戻ることを考えていかないと24日の夜にはクリスマスコンサートに間に合わない。

窓を開け、頭を振りながら、梅昆布茶を飲む。
バスタブにお湯を張り、今度は缶のアイスコーヒーを持って、半身浴をしながらボーッとする。
次第にじわじわと酒まじりの汗が出て来る感じがする。
「ふ〜」とヨガの呼吸をしているつもりが、いつのまにか「う〜」という嗚咽の声に変わっていくのが何とも悲しいものである。

IMG_6351.JPG

二日酔いの頭には、こんな風景がいつもよぎっております。
お食事中の方、申し訳ございません。

2006年12月21日

「高校生の鞄」

長崎は諫早駅で乗り換えようとしたときのことである。
近くに立っていた女子高生の鞄が目に入った。
電車が到着しようとしていた。
残念ながら僕は逆方向。
撮っておかねば。

IMG_6955.JPG

ぶれぶれ写真である。
もちろん、女子高生にことわってから撮ったわけでもなく、ことわってもリュックを背負った変なおじさんと怖がられるのでこれは明らかに無断撮影である。
ズームが間に合わず、その上、小心者のイシコだから焦って、手が震えていたのだろう。
それでも何とか読める。
「この声が枯れるくらいに きみにスキと言えばよかった」
う〜ん。
朝からこういった台詞を見るとちょっと気恥ずかしくなるということは、僕も歳をとったということなのかもしれない。
「スキ」が黄色の字を変えたのはまだわかるが、「枯れる」がピンクになっているのは何故なのだろう。
それよりも鞄に手書きというか手描きというのが斬新である。
少し前にやっていたドラマの影響でもあるのだろうか。
もし、そうだとすると、まだまだテレビの影響は大きいものである。

2006年12月20日

「小倉で迎える朝が山口で迎える朝になったわけ」

新山口のホテルで目覚めた。
本当は小倉のホテルで朝、目覚める予定だった。
昨日の夕方、僕は広島県は三原駅のホーム端にある立ち食い蕎麦屋で次の電車を待ちながら飲んでいた。
おばちゃんからつまみサービスを受けてゆるゆるしていたら乗り遅れてしまったのである。
そこで急遽、宿泊先の目的地を変え、新山口に変更したのである。
昨日は誰と飲む約束があるわけでもなく、予定があってないような旅なので誰が困るわけでもない。
その為、今日のホテルは行き当たりばったりで宿泊しようと思っていたのだ。
時刻表の広告に載っていた一時期、様々な意味で話題になっていた安いチェーンホテルのバーコードリーダーが載っていたので、パシャリと撮ってネットにつないでみる。
便利な世の中になったものである。
調べてみると新山口にもあるようだ。
しかも空室。
即座に予約。
こうして新山口駅を降り、近くのコンビニでうまい棒をチェックしながらつまみ用に購入し、ついでにエビスビールの新作を購入し、ホテルにチェックインする。
フロントでは、ネットから予約したということで旅グッズをプレゼントしてくれると言う。
今回のような行脚旅は洗濯がネックになるので靴下がいただけることは何とも嬉しいものである。
しかも金額の割に、おにぎりと味噌汁、お茶&コーヒーのみとはいえ、朝食が無料で食べられるのは嬉しいものである。
先ほどコーヒーを飲みながら小林信彦氏の「世界で一番あつい島」を読み終えることができた。
寒い山口であつい島のお話を読むというのは不思議なものである。
そして、何より嬉しいのは、ネットが全室無料でつながるようになっている。
よってこの朝ブログもすぐにアップできるわけである。
さてさて、せっかくなので、これから山口大学に向かおうと思う。
ネットで調べたところによると山口大学の生協は取材される程、熱いようで、これは期待大である。
こんな偶然も元をたどれば、昨日の三原駅の立ち食い蕎麦屋のおばちゃんのおかげなわけで…。
ありがたや。ありがたや。

IMG_6874.JPG

ホテルの部屋の窓から見えた予備校。
予備校に朝陽が当たるというのは何とも深いものがある。
「努力は実る」という看板も泣かせるではないか。
僕の部屋からだと「る」が見えないので、ひょっとしたら「努力は実力」なのかもしれないけど…。

2006年12月19日

「アーティストコロニー」

京都在住の作家で文学評論家の新元氏の家で朝を迎える。
昨日の夜、飲んでいたときと同じテンションで、朝からテンション高く語り合う。
新元氏と話をしていると、やりたいことがもりもり出て来る。
その中でも、作家の為のコロニー創りは、いつかやってみたいなぁと思う。
昨年まで20年以上ニューヨークに住んでいた新元氏曰く、アメリカの作家の中には執筆する際、アーティストコロニーと呼ばれる場所に隠って作品を創ることがあるのだそうだ。
日本でもアーティストコロニーに近い形の村創りをしている場所はあるが、ほとんどは芸術家で作家が執筆活動してもらう為に短期間、招聘するという話は僕は聞いたことがない。
隠って作品を書くというと、どうしても日本では、ホテルや旅館に隠って書く「缶詰」なる言葉をイメージしそうだが、時には違った場所で生活しながら書いていただくというシステムがあってもいいのではなかろうか。
例えば、アメリカの著名な作家の方々を招聘して、住居やその期間中の生活資金等を提供し、1ヶ月〜半年の間、その村で実際に生活してもらい作品を書いていただく。
出来上がった作品が、アートコロニーで書いたという事実だけでも、地元の誇りになることもあるだろうし、そこでの生活をイメージさせる描写が登場するかもしれない。
もちろん、資金を出す以上、滞在中に1度や2度、トークライブや朗読会をしてもらうのもいいかもしれないが、それよりも街の飲み屋やバーで生活の中の作家に触れながら飲むだけでも楽しい。
八ヶ岳南麓に、世界の作家が集まる場所というのも面白いかもしれない。
ただ、作家は夜型が多いので、ひょっとするとこれは夜プロジェクトになってしまうのかもしれないが…。

IMG_6843.JPG

新元家から見える京都の朝である。
ここから大文字焼きも見えるという素晴らしい場所である。

2006年12月18日

「浜松駅の朝のホーム」

単行本執筆のため、駄菓子放浪の旅中である。
正式にはうまい棒放浪の旅。
来年の春にアートン出版から出すイシコ著の「うまい棒」本の中でうまい棒の放浪旅のコーナーも作っていただくのだ。
昨日は浜松の高橋家で朝食をいただいき、浜松駅まで送っていただいた。
今日はどこに行こうかなぁと、全く持って計画性のないイシコは呆然と浜松駅のホームに立ち尽くす。
とりあえず名古屋に向かおうと思う。
浜松は始発駅にもなっているようで、折り返しの電車に乗る。
乗客達が、慣れた手つきで進行方向側に椅子を反転させているのに習って僕も椅子を反転させて窓際の席に座る。
小さいながらの郷に入れば、郷に従えといった感じである。
反対側のホームの売店を見ながら、駅の売店ってそういえばうまい棒がないよなぁと思う。
あったら売れると思うのだが、単価が安い割にスペースを取るからダメなのかもしれない。
そんな思いをキーボードに売っている間に出発である。
さてさて、今日はどこまで行くのやら。

IMG_6764.JPG

立ち食い蕎麦を見ると食べたくなる。
今、食べたばかりなのに。
いったいこれから、旅中に何軒の立ち食い蕎麦屋に立ち寄るのだろう。

2006年12月14日

「バーンロムサイの朝」

毎年、この季節に恒例となったチェンマイにある施設「バーンロムサイ」のイベントへ遊びに行く。
代表の名取氏は、「徹子の部屋」や「ニュース23」などマスコミにもよく登場しているので、ご存知の方も多いかもしれない。
改めて「バーンロムサイ」とはチェンマイにある両親をエイズで亡くし、自分たちもHIVに母子感染した孤児達の生活施設である。
詳しい話は、いろいろなところで書いているので、ここではバーンロムサイの朝の話について書いておこうと思う。
素敵なゲストハウスで迎える朝で印象的だったのは、朝、起きるといつも寝ている動物達に迎えられることであった。
まず猫が寝ながら迎えてくれ、

IMG_3349.JPG

次に散歩がてら施設の方へ歩いていくと犬が寝ながら迎えてくれ、

IMG_3351.JPG

施設の入り口付近には、アニメに出てきそうな豚が寝ながら迎えてくれる。

IMG_3355.JPG

犬や豚は迎えてくれ…、というよりは眠っているだけのようではあるが。
そんなバーンロムサイで一緒に暮らす動物達の朝の時間が僕は大好きである。

2006年12月12日

「朝に玉子を飲む光景」

ブラジル映画「フランシスコの2人の息子」の試写を観る。
CD2200万枚セールスというブラジルで絶大な人気を誇る兄弟デュオ「ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノ」の実話を元にした物語である。
ブラジル音楽は幅が広く、僕も詳しくないのでリリースに書かれていたことから察するに、彼らの音楽は、ブラジル版カントリー・ミュージックといった感じである。
そんな彼らが売れるまでのお話なのである。
日本でいうとどうなのだろう。
北島三郎物語といった感じなのだろうか。
ちょっと違うか。
しかも兄弟だからなぁ。
ということは兄弟デュオの「狩人」の波瀾万丈物語といった感じである。
でも、カントリーミュージックって感じじゃないしなぁ。
などと書いているとタイトルとどんどんずれていってしまうので元に戻ろう。
映画の中でお父さんが子供達に朝、取れ立ての生玉子を飲ませるシーンがある。
「これを飲めば、歌がうまくなる」
的なメチャクチャな台詞を言いながら。
確かにメチャクチャだが、ロッキーでシルベスタースタローンが生玉子(5個以上あったと思う)を飲んでからロードワークに行っていたっけ?
そういえば、昨年、撮影場所となったフィラデルフィアへホワイトマンで旅に行った時、飲みながらやったダーツの罰ゲームでホワイトマンになってロッキーのマネをしながら、あの階段を駆け上がるというのを撮影しようと言いながら、結局やっていないことを思い出した。
とこれまたタイトルからどんどん離れていく。
生玉子を飲んだ二人は、それが原因がわからないが、どんどん上達していき、注目される兄弟デュオになるが、これでもかというくらいに災難がふりかかる。
生玉子といえば日本でもオロナミンCの生玉子割りのCMが昔あったなぁ。
と今度は映画から話がずれていくのである。
ちなみにこの映画は来年、春公開予定だそうだ。

IMG_2792.JPG

多分、フィラデルフィアの朝をおさめた写真だと思う。
それさえ危ういくらい、ずっと飲んでいた気がする。

2006年12月11日

「軽くヤバい」

布袋寅泰氏や工藤静香氏がCMで言っていた台詞をつぶやいた。
寝ぼけ眼で、ロフトから降り、ミネラルウォーターを一気に喉に流し込み、トレーナーを脱いだ。
たまたまそれが鏡の前だった。
鏡の前に映った38歳の生き物は悲惨だった。
寝癖バリバリ、
無精髭は汚らしく、
何よりひどいのは、ウエストの肉がベルトラインの上に乗っかっていた。
「軽くヤバい!」
とつぶやいてはみたものの、これは「軽く」と言ったところではない。
「マジでヤバい!」
と言い直す。
こうしてトーストのバターの量を少し減らすという「焼け石に水」的な朝食をとるイシコであった。

IMG_3869.JPG

朝から見苦しくて失礼します。
これは数年前の一番、太っていた時期です。
今、こんな感じです。

2006年12月10日

「朝メール」

以前は、朝、起きるとメールチェックが最初だった。
メールなので、その場ですぐに返す。
しかし、最近、携帯電話に転送している人達から、
「イシコ、メール送る時間を考えろよ!」
と怒られることが多くなった。
メールは、いつ送ってもいいから、便利だったのになぁと思いつつも、最近は余程のことでない限り、メールは朝8時以降にするようになった。
そのメール解禁の8時ちょうど(まさに先ほど)、メールがやってきた。
タイトルは「大盛りご飯」
興味深いタイトルである。
開けてみると

====================================
   女の子も本気♪貴方に逢いたくて!!本気の完全無料出会えるサイト!!

      素人女性のみです レベルの高い女性が多数登録中♪
     30代以上の年上男性がモテます。早速アピールして下さい。
====================================
          
◆◆◆登録女性一部ご紹介◆◆◆

*☆*・・*☆*・・*☆*・・*☆*・・*☆*・・*☆*・・*☆*・・*☆*・・*☆*
■名前:麻美
■年齢:26歳
■職業:OL(銀行員)

■PR:彼氏と別れてから2ヶ月ほど経ってしまいました。なかなか出会いが
なく、今も彼氏がいません。顔は友達からよくエビちゃんに似てるって
言われます。銀行に勤める前は読者モデルもやっていたので、
プロポーションも悪くないと思います。ホントに今彼氏が欲しいです〜!
私の彼氏になってくれる人メールください!!
====================================
完全な迷惑メールである。
しかもタイトルの「大盛りご飯」とは全く関係がない。
最近、この手の関係ないタイトルでの迷惑メールが多い。
最近の迷惑メールのタイトル一覧
「こんにちは、田村です」
「例の件ですが…」
「忘年会」
「助かりました。ありがとうございました」
「年末調整」
普通のメールと間違えてしまう。
そんな中でも「大盛りご飯」はヒットである。
しっかり読んでから削除する僕もどうかと思うが。
ただ、エビちゃんに似ているって言われてもなぁ。
僕はエビちゃんの顔がイマイチイメージできないのである。
あしからず。

IMG_4906.JPG

パリのエビちゃん。

2006年12月08日

「朝芝居」

「朝から芝居の話なんざ、聞きたくないわい!」
と言われそうである。
いや、そもそも誰をイメージして、今の台詞を書いたのかもわからない。
芝居でなくて朝に落語だったらどうだろうか。
小噺を聞いて笑ってから、一日を過ごす「朝落語」。
それもいいなぁ。
その話はともかく来年、赤坂に新しい小劇場が出来る。
演劇ライターの加藤氏と「フィガロ」編集部の千ちゃんと遊びに行く。
「レッドシアター」と名付けられた劇場は支配人の上谷氏曰く、レッドカーペットをイメージした劇場を目指すということである。
確かに客席までの廊下や椅子の雰囲気は大人の劇場といった感じである。
大人になっても小劇場は楽しみたいものである。
しかも大人ならではの小劇場の楽しみ方があってもいい。
こけら落としは、3月のイッセー尾形さんの一人芝居だそうだ。
プロデュース協力している産経新聞のオーコさんからは、落語の構想の「噺」、いや「話」を聞く。
某有名な噺家さんのマネージャーさんをご紹介していただいたところを見るとこちらのプロジェクトも着々と進みそうである。
上のパブで飲みながら待ち合わせて、下で落語を聞いてから、また上のパブで1杯飲んで帰る。
僕は早寝なので、そのまま失礼するが、一緒に来たメンバーは、そのまま食事に行ってもよし。
そんなそれぞれの素敵な時間の過ごし方を考えただけでにやにやしてしまう。
ちなみにここで「朝落語」をやっているわけではないので、あしからず。

IMG_6335.JPG

噺家さんの写真がないので、この写真で勘弁してください。
「しかも笛かよ!」って突っ込まないでください。

2006年12月07日

「試写室でいびきをかく男」

渋谷の試写室に徐々に大きくなる効果音が響き渡っていた。
来月、レイトショー公開になる映画「パイルドライバー」の試写に来ている。
早寝早起きな僕は、モーニングショーは観ることはあってもレイトショーを観ることはほとんどない。
と無理矢理、「朝」に結びつけておいてから話を始める。
強い男に憧れる主人公がやくざの学校に通うことから巻き起こる物語。
動きの激しい映画なので、最初はあまり気にならなかったのだが、静かなシーンになったときだった。
「んが〜んが〜」
効果音ではない確実にいびきとわかる音を確認した。
もういびきという文字ではなく、THE IBIKIという世界に通用しそうな音である。
最初は僕もいびきを笑って聞き流そうとしていたのだが、徐々に邪魔になってきた。
「おっほん!」
ちょっと渋めのおじさんの声が放った、いかにも、起こす目的の為の咳払いが試写室に鳴り響く。
しかし、スクリーン上の主人公ソーイチ演じる松尾敏伸氏の台詞にかぶるようにTHE IBIKIは鳴り響く。
「えええっへん!」
今度は若い男性が、そんなエヘン虫いないだろうと言うくらいのエヘン咳払いを炸裂した。
THE IBIKIは動じない。
試写室に集まった人達が同じ気持ちになっていくのが手にとるようにわかる。
こうなってくると映画に集中できない危機である。
と、そのときである。
スクリーンでは、やくざのゾンビが登場するときの効果音が試写室に鳴り響く。
THE IBIKIが止まった。
効果音には効果音が対処法なのである。

IMG_5546.JPG

こんな感じで気持ちよく眠っていたのだろう。
これはトロント映画祭ブログで使った写真である。
別バージョンだけど…。

2006年12月06日

「言い忘れ」

朝10時30分に自宅のチャイムと玄関の扉をたたく音がする。
「あっ!連絡するのを忘れていた」
僕はつぶやいた。
時、既に遅し。
俳優の福山氏が僕の部屋に迎えに来たのである。
今日、12時東銀座で試写だとばかり思っていたのだが、実は本日の映画は13時渋谷の試写であった。
よって12時に出発しても間に合うのである。
福山氏は、ホワイトマンカーの鍵を取りに来て、借りるついでに僕を途中まで送ってくれるということであった。
しかも、僕の試写の時間のために彼の用事の時間まで調整してくれたのである。
これはマズい!
今日の朝、気がついたのだが、コーヒーを入れている間に忘れてしまい、そのまま、パソコンに向かっていたら忘れてしまった。
僕はまだ部屋着のままだった。
とにかく福山氏を招き入れる。
「U2のコンサートどうだった?」
彼が一番、好きなアーティストU2のコンサートの話で機嫌をとることにした。
しかし、彼は顔を曇らせたまま
「ライブはよかったんやけど、席がオールスタンディングでつぶされて最悪でさぁ」
逆効果であった。
「何か飲む?野菜ジュースがあるよ」
コーヒーを、ほとんど飲まない彼に対して、健康を気遣うフリをしてみる。
「あっ?もらおうかなぁ?」
グラスに注いだ赤い野菜ジュースを一口含んで、
「うわっ!まずっ!」
彼はクシャおじさんのようなマズい顔をした。
この台詞で僕は形勢逆転を狙った。
「まずいって何やねん。人がせっかく出したのに〜。あ〜、何か試写行く気なくしたわ〜」
普段、使わない関西弁で勝負に出たわけである。
こんな姑息な技を使っても、結局は、すぐにバレちゃったのではあるが…。
って当たり前か。

IMG_6070.JPG

僕の部屋着姿を見て、福山氏は、こんな顔してました。

2006年12月05日

「迎える朝」

舞台を観た後、イラストレーター山崎氏「黒猫ナイト」(長崎出版)の出版パーティーに行く。
港町の酒場に住み着いた黒猫の友情と冒険の物語である。
赤ワインで程よく気持ちよくなったところで、やはり赤ワインでご機嫌になっている山崎氏の朗読が始まった。
僕は山崎氏の描く太い線が大好きである。
彼の線から繰り出される世界観を観ていると、どこか日本ではない遠くの国を感じさせてくれる。
そして彼のタッチには夜がよく似合う。
このブログで夜の話を書くというのもどうかとは思うが、夜があるから朝がある。
起きる朝もあれば、これから寝る人の朝というのもある。
人生の中でほとんど徹夜をしたことがない僕だが、それでも徹夜明けでコーヒーを飲みながら、朝を迎えた何とも言えない心地良い虚脱感を覚えている。
そして
「刑事になった気分がする」
とつぶやいたのである。
どこか刑事には起きる朝より、迎える朝の方が似合う気がするのである。
といつのまにか全く絵本と関係にない話になってしまった。
山崎さん、ごめんなさい。
というわけで今度は朝の絵本を描いてください。

IMG_6682.JPG

トンネルを抜けるとき、僕は「迎える朝」を感じるのである。

2006年12月03日

「誰の得にもならないウソ」

昨日、メチャクチャいいライブを観たからだろうか。
朝からインターネットで音楽をガンガン聴いている。

IMG_6706.JPG

しかも80年代専門の音楽チャンネル。
僕は80年代の音楽が大好きなのである。
シーナイーストンの「モーニングトレイン」なる朝ブログに結びつきそうな曲も流れてきた。
と言ってもモーニングトレインの話ではなく、シーナイーストンの話を思い出した。
僕はときどき誰の得にもならないウソをつく。
友人が家に泊まっていたときにもシーナイーストンの曲が流れていた。
「僕、シーナイーストンと友達なんだよね〜」
彼は雑誌をめくりながら、僕はメールを打ちながらビールを飲んでいたと思う。
「へぇ〜、えっ?マジ?」
聞き流そうとした友人が僕に食いついた。
「ウソなんだけどね」
そう言って何ごともなかったように僕は目も合わせないでメールを打っていた。
そのとき、その友人は、僕に説教をした。
「石原さん(彼は僕のことを本名で呼ぶ)ね、そのウソが誰が得するの?
そのどうでもいいウソやめなさいよ!
だいたいシーナイーストンというのが微妙でホントくさいから」
それ以来、シーナイーストンの曲がかかると、そのときの説教を思い出すのである。
ウソ?
この間もついてしまいました。
「イシコさんの素顔って日本人離れしてますよね?」
「はい。おじいちゃんがインド人なので」
「やっぱりそうですか?」
「ウソです。生粋の岐阜県人です」
友人が近くにいたら、すごく叱られそうである。
朝に全く関係ないですね。
失礼しました。

2006年12月01日

「一人快気祝い」

今週は何年かぶりに風邪をひいて、ほとんど眠っていることが多かった。
今年流行の腸の風邪らしい。
流行に無頓着な僕としては風邪をひいたことよりも、「流行」という言葉に触れた喜びの方が大きかった。
その風邪もすっかり治り、窓を開けると青空が広がっているので、近くの公園へ快気祝いの酒を持って散歩に出掛けることにする。
「快気祝い」、「午前中」のキーワードで、シャンパンを持って行く。
しかも日本酒のシャンパン。
YAMAHAの須田氏からお土産でいただいたもので、宮城県の「一の蔵」が創っている「すず音」という発泡清酒である。
いつも行く公園のいつもと同じ大好きなテーブル席。
すっかり木々が色づいている。
12月に入ったこともあってか、空気もどこかしらヒンヤリしている。
ヒンヤリ感を味わいつつ、太陽の温かさをどこかで感じ、冷たい日本酒のシャンパンを飲む。
百メートルくらい向こうの広場では小学生達が、キャッキャッ言いながら写生をしている。
「やっぱり「流行」より、「健康」の方がいいなぁ」
とつぶやくイシコであった。

IMG_6710.JPG