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2006年11月15日

「エベレストの頂上から見えること」

最後のキャンプは8000メートル。
ここが人間が耐えられる限界の高度なのだそうだ。
しかし、エベレストの頂点は8848メートル。
となると、ここから、エベレストの頂上まで登る感覚は、息を止めて水の中に潜り、サンゴ礁にタッチして戻ってくる感覚に似ているのである。
その感覚で酸素ボンベを背負い、最後のキャンプを夜中に出て頂上に出発する。
ヘルメットから照らされる自分の足下。
真っ暗闇の中をただ歩くのみ。
先ほども書いたように人間が耐えられる高度の限界は超えている。
頭はぼんやりしていて、何もかもが面倒になってくる。
喉が乾いてくるのだが、リュックを降ろして水を取り出す作業が面倒で、できない。
普段の生活における面倒とは違った身体の限界における面倒が邪魔をする。
まさに自分との闘い。
そこへ、ふと太陽の光がさし始める。
世界で一番高い朝陽を感じるのだ。
その尊い朝陽を見たとき、自分の存在を確認し、目標地点の頂点も見えてくる。
児玉毅(呼び捨てでごめんなさい!この厳しさは呼び捨ての方が似合うので)は、そう言った。
昨日のトークライブに来た方は、「あれ?」と思われるだろう。
確かにこの話を昨日はしていない。
これは今日もトークライブにお客として遊びに来てくれた彼が控え室で語ってくれたのである。
それでも、エベレストを登る許可料が1人200万円(ネパールに払う)の話から始まり、食べ物の話やシェルパ族の話、エベレストに挑戦する7人に1人が亡くなってしまう現実の話、実際にエベレストの頂点に登ったときの意外な感情の話など数多くのことは彼のトークライブに来た人にしかわからないのだから許してほしい。

IMG_6593.JPG

終演後に控え室で撮った写真。
ちなみにイシコが着ているのは児玉毅氏がスポンサー契約している中の一つスゥエーデンのブランド「SOS」のトレーナーである。

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