« 「エベレストの頂上から見えること」 | メイン | 「気くばりのツボ」 »

2006年11月16日

「宇宙に詰まっている物」

彼とトークライブをするのは雑誌の対談を含めると既に4回目になる。
宇宙飛行士候補のアニリール・セルカンである。
彼とトークライブするときは、台本というものはなく、もし、台本があったとしても、その通りにいくわけはなく、脱線していく。
そのときに思った僕の疑問をぶつけると、彼は優しく、相手にも考えさせながら答えてくれる。
彼とトークライブすると、こんな先生が居たら、僕はもう少しだけ数学に興味をいだいたかもしれないといつも思う。。
彼はNASAで月と地球をつなぐ宇宙エレベーターのプロジェクトリーダーを務めていた経験を持っている。
しかし、彼は、その目的がヘリウム3を取るためということで一気にやる気がなくなってしまう。
月にある元素ヘリウム3を1トン地球上に持ってくるとそれだけで1年分のアメリカの電気量がまかなえるので、利権争いが始まってしまうことは目に見えている。
彼はそのプロジェクトからはずれることにする。
この計画に参加したのは宇宙には無限の想像力が詰まっているという理由からなのである。
純粋な彼の話に耳を傾けると、あっという間の1時間15分のトークライブが終わっていた。
ちなみに彼は現在、東大で教えながら、日々、様々な研究に取り組んでいる。
そして今日は何故、結婚指輪を左手薬指にはめるのかの理由も教えてくれた。
トークライブに来られなかった方は考えてみましょう。
なんでこんな話になったのだろう。
彼とトークライブすると着地点の見えないトークライブは不安ではあるが、その分、ワクワクするものであるということを認識する。

このエントリーのトラックバックURL:
http://asa-pro.net/mt/mt-tb.cgi/47

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)